2019年度 韓国日本語学会学術賞

◆ 2019年度　韓国日本語学会学術賞

○ 受賞者: 尹京愛(岭南大学)

○ 論文題目: 민태원의『레 미제라블』번역 연구-일본어 기점텍스트와의 비교를 중심으로-

(第56輯, 2018年 6月, pp.75-102) [논문19-01]

*選定理由：この論文は、フランス語原作である『レ・ミゼラブル』が英語訳と日本語訳から韓国語に 重訳される過程で起こった変容の様相を、1910年前後の韓国社会の政治的・社会的背 景と結びつけて分析したという点で大きな意義がある。特に、まえがきの翻訳分析を通じて 翻訳の目的を、固有名詞(人名、地名)の翻訳分析を通じて翻訳の方法(異国化翻訳な のか自国化翻訳者なのか)を、さらに、叙事構造の翻訳分析を通じて、原作の内容の変 容の実態と過程を具体的に究明したという点で、学術的価値が高いと判断される。

本学術賞の副賞として授与された賞金の財源は、本学会諮問委員会の後援金により助成されたものです。