私は90年代後半より韓国語に興味を持ち、2000年より2006年初頭までウルサンや釜山に滞在しました。外国語学院数ヶ所で専攻でなかったものの日本語講師をしながら、中途半端でしたが韓国語を覚えていました。90年代を代表する俳優、女優がまだ活躍していた華やかな時代でした。現在は日本社会に戻り、勤務先を二転三転程しましたが、韓国語とは縁のない勤務先に勤めております。韓国語能力試験6級は日本帰国後2007年に取得しましたが、昨年再度取り直せました。作文が芳しくなくぎりぎりでした。ハングル検定の方が難易度が高く、過去2回程受験しましたがいまだ取得しておりません。
日本帰国後、中国語のニーズを感じて以来、進歩芳しくないながら中国語の学習を続けております。また縁あって、ドイツ語やフランス語を始めました。韓国社会に根付いて20年以上滞在されている方々とも面識ぐあったのですが、韓国での滞在は2〜3年程で締めくくるべきだったとも回顧しております。
当時のアマチュアながら日本語会話講師に携わっていた、また日本社会に復帰して他の外国語の学習者の立場より、現在もなお韓国社会で日本語を教授されている方々に、おこがましいですが、多言語との比較の中で日本語をとらえていくアプローチも今後マンネリを避けるためには必要になるのではと思われます。中国語・韓国語・日本語との相違点や、スペイン語などラテン語系の語学と日本語との対比をしていくと、人称や時制による動詞活用の変化、名詞の性、またドイツ語に見られる冠詞の格変化など、スペイン語・フランス語・ドイツ語等がある意味では英語より複雑であることが分かってきてまた面白味が深まるかも知れません。偉そうなことを申し上げられないのですが、現在既にそうなのかも知れませんが、比較言語の分野を日本語教育課程や日本語教育能力試験に導入されるのも良いかも知れません。